大きな建物になればなるほど火災を防ぐ施工が求められます。
一般住宅であれば、そこまで耐火性や遮音性にこだわる必要はないかもしれません。
しかし、オフィスビルや商業施設になると消防法の兼ね合いでしっかりとした遮音、耐火構造になっていることが求められます。
多くの利用者がいるわけですから、仮に火事で逃げ遅れてしまうと多くの被害者を出してしまいます。
そういったトラブルを防ぐために必要とされるのが耐火性のある建材です。
例えば、小学校などで見たことがあるかと思いますが、防火扉と呼ばれるものが設置されています。
これは火の燃え広がりを防ぐために、緊急時に閉じる扉のことです。
そういった素材は鉄筋コンクリートが使われることが多いです。
オフィスビルや商業施設でも柱や梁などの基礎となる部分には鉄筋コンクリートが使用されています。
そして、柱や梁だけでなく天井や内壁には石膏ボードが使用され、燃え広がりにくい素材がふんだんに使用されています。
一般住宅のように木材を頻繁に使うことはありません。
必要最低限の使用に留め、鉄骨素材や石膏ボードをメインに構成しています。
弊社でもそういった耐火性、遮音性のある素材を使って内装工事を手がけています。